高齢者見守りシステムについて学ぼう

郵便局による高齢者見守りシステム

高齢化社会で一緒に暮らしていないことも多い現在、高齢者の方の一人暮らしだと何かあった時に駆け付けられないし気がつけないという問題があります。
そんななか普及しているのが、郵便局による高齢者見守りシステムです。
高齢者の方の家の住所を踏まえて、訪問をしてくれる担当の郵便局を決定します。
そこで決定した訪問の担当となる局に属する社員さんなどが実際に家まで訪問してくれるサービスです。
1回の訪問時間は、30分を目途にしているので高齢者の方の生活の迷惑になることもありません。
そして、訪問したあとに結果をPDFファイルで電子メールに添付する形式で報告してくれます。
郵送での報告も可能で依頼者は選ぶことができます。
離れて暮らしている方でも、実際に対面で様子をうかがうことができるのでご本人も依頼者も安心できるのがサービスの良いところです。
また、何かあった時のかけつけサポートといったプランもあるので、依頼者の不安に寄り添った内容になっています。

宅配を利用した高齢者見守りシステムは一石二鳥

高齢者見守りシステムにはさまざまなタイプがありますが、宅配を利用したシステムが近年注目を浴びています。
代表的なのは、高齢者の自宅に弁当を届けてくれるサービスです。
一人暮らしをしている高齢者にとって、自分一人分の食事を作るのはかなりハードルが高い作業です。
結果、出来合いのお惣菜を買ってきて済ませたり、毎日同じような物を食べてしまったりということが起こりがちです。
このような事情から近年、栄養バランスに気を配った弁当を自宅まで届けてくれるサービスが人気で、各社、見守りや安否確認を同時に行っているのが特徴です。
宅配便の会社が高齢者を見守る取り組みを行うケースも増えてきています。
地方自治体、地元企業、商店と連携し、買い物と見守りサービスを合体させたもので、これは過疎地などを中心に社会問題となりつつある「買い物困難」の解消にも貢献できるシステムと言えます。
企業が行っている家事代行サービスの中の買い物支援サービスより、費用が安く済むのもメリットです。